Rhetoric
僕は見慣れた白木の扉を開けた。 「あら、ポッター。ちょうどいいところに来たわ。今、マドレーヌが焼きあがったところなのよ。食べていきなさい?」 いつものようにエキゾチックなローブを着たジョーンズ先生はにこりと笑ってソファを勧めてくれた。僕は持ってきたレポートを先生の机に置いて、おとなしくソファに座る。 「紅茶もねえ、おいしいのが手に入ったのよ。そのうち、アンブリッジ先生のせいでこうやって一緒にお茶することもできなくなるだろうから、今日は思う存分、」 「先生。」 にこにことまくし立てる先生を遮ると、先生はそのままの顔で首を傾げた。
「先生が救って欲しかったのは、スネイプ先生だったんですね。」
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